『隣国より強くなれ!例え滅亡することになっても。』公開型デッキ構築ゲーム「メツボウキングダム」

今回は、3つのカード効果を駆使して行うメツボウと隣り合わせの国力争い「メツボウキングダム」をご紹介します。

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人数   :2~4人
重さ   : やや軽  やや重  
ルール難度: やや易  やや難  
オススメ度:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ☆ ☆

どんなゲーム?

ゲームマーケット2016冬のサークル「ワンドロー」の新作。

デッキ公開型のデッキ構築ゲーム(ちょっと違うけど)といった感じ。
デッキの枚数は6枚で、手札に2枚、前に4枚並べ、これをぐるぐる回していく。

並べてあるカードの戦力で隣のプレイヤーと戦ったり、得点の書かれた魔力カードを獲得したりして得点をとっていく。

箱を開けるとこんな感じ。
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高さがある箱ですが、結構余分なスペースがあります。

これが使うカード達。
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ちょっと暗めな感じがテーマと合っていていいですね。

人数は2人~4人。
隣のプレイヤーとの争いがあるため、2人プレイのときはダミーのプレイヤーを用意します。

ルール

まず各プレイヤーに初期カードを配ります。
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初期カードは「にわとり」が4枚、「疫病」が1枚、そして「狂った王子」が1枚の計6枚。
さすがメツボウキングダム。すでに王子が狂っています。

各プレイヤーはシャッフルして自分の前に横1列に並べます。

次に場札の準備。
カードをよくシャッフルし人数プラス2枚のカードをオープンします。
初期では「人材」か「財宝」カードを並べます。
「滅亡」カードが出て来た場合は飛ばして最後にまたシャッフルします。
(カードは人材、財宝、滅亡の3種類)
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初期の持ち点として国力チップを1点分を配ります。
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右が1点で左が5点。

このゲームは国力を15点集めた人の勝利。
正確に言うと、国力を15点集めたプレイヤーが出たラウンドで終了し、最も国力を持っているプレイヤーの勝利です。

最後に適当な方法(ルールでは最近何かが滅亡した人)で優先権マーカーをもつプレイヤーを決定して準備完了。
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ラウンドの開始時に手札が2枚になるように列の左から補充をします。
最初のラウンドだけ手札がないので2枚補充します。
それ以降のラウンドでは1枚になります。
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手札から使いたいカードを1枚選んで伏せます。
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全員が伏せたら、一斉にオープン。
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ここで手番が決まります。
手番は出したカードの軍事力(上部の数字)が小さい人から。
同じ場合は優先権マーカーから時計回りになります。

そのためこのラウンドの手番は、左、自分、正面、右の順番。

手番が来たら、選んだカードのプレイ効果を適用し、
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中央からカードを1枚獲得します。

カードを獲得した際に、獲得の効果がある場合はその効果を適用します。
錬金術師の獲得効果は1国力ゲットなので
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獲得した時点で1国力もらえます。

他にもいろんな効果があって、左上にあった「魔法石」は支払った国力分の魔力カードをゲットできます。
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これが魔力カード。
2国力、1国力、はずれの3つがあります。
魔力カードは公開しないので、合計点がばれません。
また魔力カードの枚数によって効果のあるカードもあります。

獲得したカードは列の右に置きます。
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全員が手番を終えたら
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使ったカードを
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中央に置きます。
これで1ラウンド終了。

優先権マーカーを最後の手番だった人に移して、2ラウンド目に入ります。

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列の左から手札を補充し、あとは繰り返すだけ。

基本のルールはとてもシンプルですが、カードの効果によっていろんなことが起こります。
とりあえず初期手札の効果を紹介。

疫病
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軍事力0の弱いカード。
プレイ効果は2国力を払うか、列の一番後ろと交換するか。
つまり2国力払わない限りずっと居続ける訳です。
なら点数が低い序盤に払えばいいと思うかもしれませんが、点数が0になるとゲームが終わる(その時点で国力の高い人が勝ち)ので、それもできません。

にわとり
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プレイ効果は中央の「滅亡」以外のカードを1枚捨てて山札から1枚置くか、手札と列のカードを入れ換えるか。
このにわとりの効果によって中央に新しいカードが出てきます。

狂った王子
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プレイ効果は両隣との戦争。
戦争では両隣のプレイヤーと軍事力を比べます。

列にあるカードとプレイしたカードの軍事力の合計が現在の軍事力になります。
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なのでこの時は軍事力は「6」になります。

右のプレイヤーの軍事力を見ると、
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合計で5なので勝利。

戦争に勝利すると国力をゲットできます。
狂った王子の場合は1勝につき2国力です。
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このとき注意するのは、このラウンドに獲得したカードも軍事力に加わることです。
自分はプレイよりもカード獲得が後なので加えることはできません。
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なので相手に軍事力の高いカードを獲得されて勝てなくなることもあります。

さらにカード効果によって自分の軍事力を減らされることがあります。
例えばこの密偵。
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獲得効果で誰かの列のカードを裏返すことができます。

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裏返すと効果のない軍事力0のカードになってしまいます。
これが非常に厳しい。
裏返されたカードは手札に入れるか、カード効果で表に戻さなければ復活しません。
(裏返したカードをさらに裏返すことはできない)

密偵の右上に「ステイ」とありますが、これは列にあるときに発動する効果で、この効果もカードによって様々です。


これらのカードの獲得、ステイ、プレイ効果を上手く使って国力を集め、ラウンド終了時に国力を15以上持っているプレイヤーが出れば終了。
国力を最も多く持っているプレイヤーの勝利。
同じ場合は優先権マーカーに時計回りで近い人が勝利です。

魔力カードを加えて15を越えるときは、ラウンド終了時に魔力カードを公開して終了宣言をします。

カード紹介

今までに出て来たカード以外にもいろんな種類のカードがあります。
その中からいくつかご紹介。

■財宝カード
銅の剣
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プレイ効果はないが軍事力が高く、ステイ効果で隣のカードの軍事力をプラスすることができる。
戦争するカードをプレイできそうな時に獲得したい。

ひつじ
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獲得時に中央のカードを裏返し、プレイ時に裏返ったカードがあれば3国力ゲットできるちょっと変わったカード。
ちなみに中央のカードを裏返せるのはひつじのみ。

魔法の鏡
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プレイ効果は今ラウンドで他のプレイヤーが出したカードの能力を使うというもの。
狙った効果が必ず使える訳ではないが汎用性が高い。

■人材
荒くれもの
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自分の列順がぐちゃぐちゃになるが、軍事力を4増やすことができる。
列順を変えてしまい時や、裏返されている時に獲得したい。

盗賊
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獲得効果もプレイ効果も山札の1番上のカードの種類を当てたら国力をゲットできるというもの。
一発逆転を狙えるが中々当たりません。

魔法使い
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軍事力が「魔」となっているカードは持っている魔力カードの枚数が軍事力になります。
ステイ効果で山札の1番上を見られるので、盗賊のように山札のカードを予想するカードとセットで獲得したい。

■滅亡
死神
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メツボウキングダムを語る上で外せないカード。
軍事力は最大の4ですがプレイすると敗北になってしまう。(列ににわとりがいないと詰むこともあります)
しかも12枚入っているので結構出てきます。
死神に魂を売ってでも国を強くするかはあなた次第です。

ゾンビ将軍
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戦争をして勝てば軍事力差だけ国力を得ることができる。

注目すべきは軍事力。
1なので弱いと感じるかもしれないが、狂った王子と比べて早く手番がくるので邪魔されにくい。
獲得効果は「魔力カードを1枚失う」だが持っていなければ無効になる。

魔神
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獲得時に3国力を失い戦争に勝っても6国力しか得られないので、一見弱そうに見えるがステイ効果が強い。
ステイ効果で魔力カードをゲットして、得点を稼ぎつつ軍事力アップができる。
裏返されないように注意。

感想

数手先の展開を読んでどの効果を使っていくか、いつ得点をとりにいくのかが非常に悩ましくおもしろいです。
カード効果もバランスがとれていて、さすがワンドローといったところ。

しっかり考えるところがありながら、ルールがシンプルなので、初心者にも是非オススメしたい作品ですね。
ただしカードの種類がかなりあるので、カードの効果を1つ1つ確認するのが面倒っていう人は初めはきついかもしれません。
逆にその分いろんな戦略が立てられるので、人によって個性が出ますし、毎回違う展開になるのでリプレイ性は結構あるんじゃないかと思います。

それとこのゲーム、滅亡カードを捨て札にする効果は1つもないんですよね。
なのでだんだん使用するカードが滅亡に染まっていきます。
まさにメツボウキングダム。

皆さんもメツボウと隣り合わせの国力争いに参加してみてはいかがでしょうか。

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