誰と交換する?いつ正体を明かす?変わったアクションが面白い正体隠匿系ゲーム「カラヤのスルタン」

今回はキャラクターの交換やキャラクターを公開しての能力使用など、ちょっと変わったアクションが面白い招待隠匿系ゲーム「カラヤのスルタン」をご紹介します。

人数   :5~15人
重さ   : やや軽  やや重 
ルール難度: やや易  やや難 
オススメ度:★ ★ ★ ★ ★ ★ ☆ ☆ ☆ ☆

どんなゲーム?

スルタン側と叛徒側に分かれて戦う招待隠匿系ゲーム。

叛徒側はスルタンを暗殺できれば勝ち、スルタン側は暗殺されなければ勝ちです。

いろんなキャラクターがいてそれぞれに強力な特殊能力があるのですが、それを使うにはキャラクターを公開しなければなりません。
公開すると反対の陣営から狙われてしまうので、いつ使うのかが非常に大事になってきます。

さらに、このゲームでは相手とキャラクターを入れ替えることもできます。
能力はとなりのプレイヤーが影響するものばかりなので、場のキャラクターをしっかり把握する、そして相手に把握されないように立ち回る必要があります。

いつ能力を発動するか、誰とキャラクターを入れ替えるかが悩ましいちょっと変わった正体隠匿系ゲームです。

ルール

各プレイヤーにキャラクターカードを配ります。

キャラクターは3陣営あって、1つはスルタン陣営。

スルタンと守衛がいます。
キャラクターの人数はプレイヤーの人数によって変わりますが、スルタンだけは必ず1人です。

2つ目は叛徒陣営。

暗殺者と奴隷がいます。

そして、最後が中立のキャラクターです。

中立のキャラクターは4人いて、ゲーム毎にこの中から決められた人数だけランダムに選びます。
中立のキャラクターは状態によって勝利条件が変わります。

キャラクターはプレイヤーの人数+1人使います。6人の場合スルタン1人、守衛1人、暗殺者1人、奴隷3人、中立1人です。

各プレイヤーに1枚ずつ配って、余った1枚を中央に伏せます。

配ったら自分のキャラクターを確認します。

適当な方法で手番順を決めてゲームスタート。

手番でできることは「調査」「特殊能力」「交換/潜伏」の3つです。
どれかを行ったら左隣のプレイヤーに手番を移します。

調査:他のプレイヤーのキャラクターカードを見ることができます。ただし中央のカードを見ることはできません。

特殊能力:キャラクターカードをオープンしてそのキャラクターの特殊能力を使用します。

ちなみにオープンされた状態を「暴露状態」、伏せている状態を「潜伏状態」と言います。

特殊能力以外にも各キャラクターにはリアクションという能力があって、リアクションは指定された状態のとき発動することができます。

交換/潜伏: 潜伏状態のプレイヤーを1人選び、キャラクターを交換することができます。

交換した後に2人ともキャラクターを確認します。

直前の手番で交換を行ったプレイヤーと守衛に拘留(後述)されているプレイヤーとは交換できません。

自分の手番開始時に暴露状態の時は「潜伏」を行うことができます。

「潜伏」では潜伏するプレイヤー以外が目を閉じ、潜伏するプレイヤーは潜伏状態のキャラもしくは中央のカードと交換(もしくはする振り)をします。
交換が終わったら宣言をして、全員を開けてカードを確認します。

「交換」を選んだ時手番プレイヤーが暴露状態ならば交換相手が代わりに「潜伏」を行います。

あとはこれを繰り返してどちらかの陣営が勝利条件を満たすまで行います。
詳しい勝利条件はキャラクターの説明と合わせて行いますが、基本的にはスルタンを殺害できれば叛徒側の勝利、殺害されなければスルタン側の勝利です。
(あと相手陣営の勝ちがないと分かった時も勝利です)

勝利した陣営のプレイヤーは勝利点を得ます。
暴露状態なら活躍しているので2点、潜伏状態なら活躍していないので1点です。もしキャラクターの能力で殺害されている場合は勝利陣営でも0点になります。

5ラウンド行って合計点の高い人の勝利です。

キャラクター

ここからはこのゲームの肝となるキャラクターの紹介をしていきます。

■スルタン

特殊能力は暴露状態の叛徒側1人の処刑。この処刑の能力があるので、叛徒側は迂闊に正体を現せません。

そして、スルタンの特徴はスルタン側の勝利条件にもなっているリアクション能力。

スルタンはいつでも(自分のターン以外でも)正体を現すことができます。そしてその時の手番プレイヤーの前に

載冠マーカーを置きます。このマーカーが置かれた人の次の手番までスルタンが生き残っていれぱスルタン側の勝利です。

もちろん正体を現すと殺害されやすくなるので、殺害されないと読み切った時に正体を公開します。

■暗殺者

特殊能力はいずれかのプレイヤーの殺害。もちろん叛徒側の勝利条件であるスルタンの殺害をねらいます。

暗殺者に指定されたプレイヤーは潜伏状態であればカードをオープンします。

殺害したプレイヤーがスルタンであれば叛徒側の勝利です。ただ、暗殺は必ず成功するとは限りません。

■守衛

暗殺を阻止できるのが守衛の能力。リアクション能力で暗殺者もしくは暗殺される人の隣にいるときに暗殺を阻止して逆に暗殺者を殺害できます。

つまり暗殺者は自分またはスルタンの隣に守衛がいない時に暗殺をしなければなりません。

※殺害されたプレイヤーは飛ばして考えるので、殺害されたプレイヤーの両隣のプレイヤーは隣り合っているとみなされます。

守衛の特殊能力は他プレイヤーの拘留。拘留は潜伏、暴露どちらの相手にもできます。

拘留されたプレイヤーは拘留トークンを置き、次のターンはこのトークンを取り除くことしかできません。

スルタン陣営を拘留するとかなり不利になってしまいますが、守衛とスルタンはカードを公開することでこの拘束を回避する能力を持っています。
ただ、それでも不利なのは変わらないので拘留もしっかり相手を見極めて行う必要があります。

■奴隷

特殊能力で叛乱の烽火を上げることができます。
と言ってもカードを公開するだけ。

面白いのはリアクション能力で、自分以外の奴隷が烽火を上げたときそれに合わせてカードを公開することができます。

もし3人の”拘留されていない”奴隷が並んで公開された場合なんと叛徒側の勝利になります。

3人いないと何も起こらないので、2人が烽火を上げて何も起こらないということもあります。

■踊り子

中立キャラの中で1番分かりやすいキャラクター。

勝利条件は暴露状態のときスルタン陣営、潜伏状態のとき叛徒陣営になります。

特殊能力は「踊り」で守衛の妨害ができます。
特殊能力を使うと拘留されてない場合、両隣にいる守衛を拘留と暗殺者の殺害をできなくさせます。

守衛を引き付けて暗殺を促す(暴露状態なので暗殺が成功すれば勝利)というのが基本的な戦略になります。

ちなみに踊り子が殺害されたり潜伏したりすると守衛の妨害効果がなくなります。また拘留がなくなったときは妨害効果が発動します。

■奴隷監督

その名の通り奴隷に対して強いキャラクター。
踊り子とは逆で終了時潜伏状態のとき叛徒側、暴露状態のときスルタン側になります。

特殊能力で暴露状態の奴隷を捕獲できます。

捕獲は捕獲トークンを使用します。

捕獲された奴隷は烽火を上げているとみなされなくなります。

もう1つ特殊能力があって、潜伏状態のプレイヤー1人を指定してもしそれが奴隷だった場合公開させ捕獲しさらに追加のターンを得ることができます。

奴隷の場所が読めたらどんどん捕獲しスルタン側の勝利に近づけましょう。

■占い師

潜伏状態では勝利はせず、暴露状態のときは予想した陣営が勝利すれば勝利になります。

能力で3人の潜伏しているプレイヤー(3人未満の場合は全員)のカードを自分だけが見て、

勝利すると思う陣営を予想しトークンを置きます。

この状態でその陣営が勝利すれば勝利となります。

ただ効果は1ターンだけで、暴露状態で自分のターンが回ってくると必ず潜伏しなければなりません。
再度特殊能力を使用すれば、また予想を行うことができます。

場を把握してしっかり予想した側のプレイヤーが勝つように促さなければなりません。

■役人

潜伏状態のときは両隣のプレイヤーどちらかが2点獲得すれば勝利、暴露状態のときは能力使用時に選んだ陣営になります。

能力を使用すると、まずどちらの陣営につくかを表明します。

表明したら潜伏しているプレイヤーを1人選び、

カードを公開させ特殊能力を強制で発動させます。(複数特殊能力を持っている場合はそのプレイヤーがどちらを使うか選びます)

どのキャラクターが能力を使えば勝てるかを考えていくのが役人の戦い方になります。

ちなみに発動したプレイヤーは疲弊状態となり、

疲弊トークンを置きます。
疲弊したプレイヤーは手番で調査か潜伏しかできません。

それと、1度能力を使うとそのまま手番が回ってきても能力は使えません。ただ1度潜伏するとリセットされるので、また能力を使うことができるようになります。

感想

独特なプレイ感のある正体隠匿ゲーム。

正体隠匿と言っても相手にキャラクターカードを見られたり交換されたりするので、他の正体隠匿ゲームのようにキャラを隠し通したり他のキャラを演じきったりと言う感じではありません。

面白さはやはり特殊能力をどこで使うかというところ。
自分が見た情報、他の人の発言や行動からキャラクターの構成を読み切って能力が使えたときの快感はたまりません。

また、嘘をついて他のプレイヤーに無駄に能力を使わせたり、自信満々に発動した能力が空振りしたりと、いろんな展開が楽しめるのもこのゲームの面白いところだと思います。

少し気になるのは結構効果が多く複雑なところでしょうか。状態によって効果が使えなくなったり勝利条件が変わったりするので、最初はどう立ち回ったらいいか分かりにくいと思います。

それと情報が分かってくると詰将棋みたいな感じになったり、直前で交換されてどうしようもなく負けを押し付けられたりと終わり方がさっぱりしないこともあります。

だからこそルールにもなっているように、1回のプレイを軽くして回数を重ねるのがいいかと思います。
軽くしすぎて能力をすぐ無駄に発動する人がでないように、発動すると殺害されやすいということと殺害されたら0点というのをしっかり伝えられるとよいでしょう。

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