たまには邪神に祈りを捧げてみては?テーマもシステムも面白いダイス配置系ゲーム「キングスポートフェスティバル」

今回は狂気の魔宴で邪神たちに祈りを捧げるゲーム「キングスポートフェスティバル」をご紹介します。

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人数   :3~5人
重さ   : やや軽  やや重  
ルール難度: やや易  やや難  
オススメ度:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ☆

どんなゲーム?

クトゥルフ神話を題材にしたゲーム。
同名の小説が元になっているとか。

よくあるクトゥルフ神話ものは探索者となって邪神たちや邪教徒と戦うのだが、このゲームでは邪教徒となって邪神たちに祈りを捧げる側になります。

これがキングスポートの街。
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この街に自分の支配を拡大していくことで得点を稼いでいきます。

拡大するとこんな感じ。
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ダークな雰囲気が出ていていいですね。

そしてこれが祈りを捧げる邪神たち。
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クトゥルフ神話独特のおどろおどろしい見た目ですね。

カードの裏にはそれぞれの邪神の説明が書かれています。
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こういう背景やストーリーが書かれているのはやっぱりいいですよね。

ルール

まずはセットアップ。
20人(?)の邪神たちをボードの周りに配置します。
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見てわかるとは思いますが、かなり幅を取ります。80cm四方のテーブルがいっぱいになるほど。

ゲーム的には別にボードの周りに置く必要はないので、幅がなければ別のスペースにまとめて置いてもかまいません。

各建物に専用のタイルを配置。
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タイルには様々な効果が書かれており、建物を建てるとその効果が使えるようになります。

勝利点と正気度、魔力カウンターの初期位置(正気度は10、それ以外は0)に各プレイヤーの駒を置いて準備完了。
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※本当はもう少し準備するものがありますが、後で紹介します。

ゲームは12ラウンド。1ラウンドは6つのフェイズから成ります。
①手番順フェイズ
全員自分のサイコロを3つ振ります。
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サイコロの出目の合計値が小さい人順に手番を行います。
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手番順が分かるように右下のスペースに手番準に駒を置きます。

※合計が同じ場合は、小さい出目から比較して小さい順に、それでも同じ場合は勝利点の低い順に、それでも同じ場合はランダムで決めます。

②祈祷フェイズ&③受領フェイズ
ダイスを使って邪神に祈りを捧げます。

サイコロの目の合計と等しい番号の邪神に祈りを捧げることが出来ます。
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邪神に祈りを捧げると四角い枠に書かれているものがもらえます。

9の邪神からもらえるものに欲しいものがない場合、2回や3回に分けて祈祷することも出来ます。
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8の邪神に祈りを捧げると、死(黒)と破壊(赤)のリソースがもらえます。
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ただしこのとき、丸枠に書かれているだけの正気度を失います。
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邪神に祈祷している訳ですからだんだん正気ではなくなります。
正気度が0になると、以降は勝利点が減っていくので正気度をなくならせないように管理する必要があります。

ちなみに、手番順で1番最初のプレイヤーは正気度2、次のプレイヤーは正気度1を回復出来ます(手番順マーカー置き場に印があります)。
これで出目が悪くてもそこまで差が出ないようになっています。

祈祷をしたら次の手番の人が祈祷を行います。
2週目が回ってきたら、
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残りのダイスで祈祷を行います。
1の邪神からは邪悪(紫)のリソースがもらえます。

祈祷には1ラウンドで1人の邪神に1人しか祈祷できないというルールがあります。
そのため2週目で1のダイスを置く際に
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他の人が既に祈祷している場合は置けません。
そのため分けて祈祷する際には、残りのダイスで祈祷が出来るのかを考えて置く必要があります。

この3つのダイスをどのように祈祷に使っていくのが最も得か、分けたときに他のプレイヤーに邪魔をされないかを考えて置いていくのがこのゲームの1番の悩みどころでおもしろいところ。

基本的に邪神は数字が大きくなるほど効果が大きくなります。
ちなみに1番数字の大きな邪神は19の「アザトース」。
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好きな資源が5つもらえます。ただし失う正気度も4と最大。
3つのダイスで19の目は出ない訳ですが、そこはご安心を。

相手がすでに祈祷していて祈祷できない時のために、救済措置として誰でも何回でも置くことの出来る邪神がいます。
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ダイスを1個置くと正気度を1回復、何かリソースを払えば3回復出来ます。

④拡大フェイズ
手番順に手持ちの資源を使って建物を1件建てることが出来ます。

初めのラウンドは中央にある家。
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ノーコストで建てることが出来、好きなリソースを1個もらえます。

建物を建てたら分かるように自分の駒を置きます。

家はノーコストで建てられますが、となりの学校を建てるには、邪悪と死のリソースを1つずつ支払う必要があります。
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建物にはそれぞれ勝利点が書かれていて、建設するとその勝利点がもらえます。
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基本的にはこれで勝利点を稼いでいきます。

さらに建物にはそれぞれ特殊な効果が書かれており、建設するとその効果を使えるようになります。

サイコロの出目を変えたり、勝利点をゲットしたり、軍事力を上げたりと様々。

建物は道で繋がれた場所出ないと建設できないので、どこに向かって建物を広げていくかの戦略も大事になってきます。

⑤襲撃フェイズ
指定されたラウンドで探索者が攻めてくるので、そいつらと戦います。
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探索者は4人いて開始前にランダムに決めておきます。
後のラウンドにいくほど強くなっていきます。

探索者と合わせてイベントカードもランダムに選んでおきます。

探索者の襲来ラウンドでは探索者を公開して、探索者と戦います。
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探索者の戦力(人物の絵の左下の数値)とこちらの軍事力を比べて大きい方の勝ち、同点なら引き分けです。
探索者に勝つと報酬がもらえ、負けると罰則があります。引き分けは何もありません。

報酬や罰則は探索者によって違っていて、リソースをもらえたり失ったり、建物を失ったりといろいろあります。

ちなみに倍以上の軍事力で勝つと報酬も倍になります。
軍事力をたくさん上げて、報酬で稼いでいく戦略もとることが出来ます。

探索者の襲来の後にイベントカードを公開して、効果を適用します。
イベントカードも効果がいろいろあって、毎回同じ展開にならないのもこのゲームのいいところ。

ゲーム終了時には専用のイベントカードを公開します。
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条件を満たしていれば勝利点を得られます。
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⑥時間フェイズ
ラウンドマーカーを1つ進めます。

あとはこれを繰り返して12ラウンド終了時に最も得点の高い人の勝ち。
もし同点なら正気度の高い方が、それでも同じなら魔力の高い方が勝ちです。


ここからはまだ紹介していない効果の紹介。
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星のマークは勝利点。祈祷すると1勝利点ゲットです。

本のマークはカードを1枚引くことが出来ます。
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カードは、破壊、邪悪、死の3種類あります。
邪悪はサイコロの出目を操作する効果、死は軍事力を上げる効果、破壊はリソースや勝利点を得る効果になっており、好きに選ぶことが出来ます。

カードは(建物の効果がなければ)3枚までしか持てないので、4枚以上になるときは3枚になるように捨てなければなりません。

1番右のマークは魔力。
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魔力はカードの効果や建物も効果で使います。

その他には、眼鏡のマークがあって、
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次の探索者またはイベントカードを見ることが出来ます。
探索者従来ラウンドが全て終わっている場合は、ゲーム終了時のイベントカードを見ることが出来ます。

最後に。
イベントカードとは別にシナリオを選ぶことが出来て、
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そのゲームでは選んだシナリオカードの効果が適用されます。
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シナリオは特定の神に祈るときに制限が増えたり、建物の建設が1番目の人以外に余計にコストがかかったりします。
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ゲームを何回かやって慣れてきたらいれるとよいでしょう。

感想

テーマのある雰囲気ゲーな見た目をしていますが、ゲームとしてはリソース管理と戦略(どこを目指すかの方針)がメインのしっかりとしたゲームになっています。

3つのダイスの使い方がいろいろあるので、どのように使うのかが非常に悩ましく、また相手がどのように置くのかを予想する力も必要になります。

とはいっても結局はダイスの出目次第なところがあるので、プレイ感は結構軽めで初心者でも全然問題なく楽しめます。

難点としては祈祷の仕方が結構あって、特に後半はカードや建物の効果で出目を変えられるようになるので、ダウンタイムが長くなりがちになるところでしょうか。
なのでプレイするときはあまり長考しすぎないように注意しましょう。


あましろはクトゥルフ神話についてほとんど知識がないのですが、それでも十分楽しめます。
なので知識がある人はもっと楽しめるのではないでしょうか。

もちろん邪神の絵に抵抗のある人にはオススメ出来ませんが、それが大丈夫なら是非遊んでみてほしい作品です。

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