材料を入れすぎると鍋が爆発!?バッグドロー×デッキ構築×バーストの傑作「クアックサルバー」

今回はバッグドローとバーストの組み合わせが面白いエキスパート対象も受賞した話題のゲーム「クアックサルバー」を紹介します。

人数   :2~4人
重さ   : やや軽  やや重 
ルール難度: やや易  やや難 
オススメ度:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ☆ ☆

どんなゲーム?

錬金術師になって薬を作って名声をあげていくゲーム。

これが薬を作る鍋。

各プレイヤーは自分の袋から材料チップを引いていきこの鍋に置いていきます。

たくさん入れた方が得点が上がるのですが、特定のチップを決まった数だけ引いてしまうと得点が下がってしまいます。

何個までチップを引くのか、どのチップを袋に追加していくのかが非常に悩ましく面白いゲームです。

ルール

まずはセットアップ。

個人用の鍋ボードと袋を配ります。

初期のチップとして、

緑の1を1枚、オレンジの1を1枚、白の3を1枚、白の2を2枚、白の1を4枚配ります。

これら全部を袋の中に入れます。

ボードに置く各種トークンとルビーを受けとります。

雫のマークが描かれた雫トークンを鍋の中央に、薬瓶を右下に、ネズミトークンをその横に置きます。

最初に貰えるルビーは1つで、ボードに袋の絵が描かれているのでそこに置きます。

今回使用するチップの説明が書かれた本を中央に並べて準備完了。

チップは7種類あって、最初のラウンドは黄色と紫は獲得することができません。その2色は既定のラウンド以降に獲得することができます。

スタートプレイヤーを決めてゲーム開始。

ゲームは9ラウンドあります。
各ラウンドの最初にスタートプレイヤーがイベントカードを1枚引きます。そしてカードに書かれた指示に従います。

カードにはいろいろなイベントがあって、ルビーやチップが貰えるものや、このラウンドだけに適用されるルールなど様々。

カードの処理が終わったら薬を作るフェーズに入ります。

ここでは手番は関係なくみんなで同時に1枚ずつ引いていきます。

引いたチップを鍋に並べていきます。

渦状に順番に並べていくのですが、このときチップに書かれた数字の分進めて置きます。

2のチップが出たらこんな感じで2マス先に置きます。

全員が1枚置いたら、各プレイヤーは続けて引くか、ここで止めるかを宣言します。

これを繰り返しでどんどん並べていきます。

たくさん進んだ方が良い訳ですが、もちろん全部並べることはできません。

ボードの下に書いてありますが

白のチップに書かれている数字の合計が7より大きくなってしまうとそこで並べるのは終わりになってしまいます。
これをバーストと呼びます。

※バーストしたときのチップは置きます。

バーストするとラウンド終了時のボーナスが少し減ってしまうので、バーストするかどうかの見極めが重要になってきます。

全員が引くのを止めるかバーストしたらラウンド終了。
各プレイヤーは進んだマスに従ってボーナスを受け取ります。

ラウンド終了時のボーナスは6つ。

■ステップA ボーナスダイス

バーストしていないプレイヤーの中で1番先まで進んだプレイヤー(複数いる場合は全員)はダイスを振って出た目のボーナスを受け取ります。

得点やチップがもらえたり、雫トークン(次ラウンド以降の開始位置)を1つ先に進めることができたりいろいろな効果があります。

■ステップB チップアクション

緑、紫、黒のチップの効果を適用します。

今回の緑のチップの効果は「最後から2つのチップ内にある緑のチップの数だけルビーをもらえる」という効果なので、この場合は1つルビーをもらえます。

ちなみに上記3つ以外の色のチップは袋から引いたタイミングで効果が発動します。どんな効果かは後程。

■ステップC ルビー

進んだマスにルビーの絵が描かれている場合

ルビーを1個もらいます。

進んだマスというのは最後のチップが置かれたマスではなくその次のマス。

この場合は緑のチップが置かれた次の9と書かれたマスを指します。

■ステップD 勝利点

進んだマスの左下に書かれている数字だけ勝利点を獲得します。

勝利点を獲得したら分かるように得点ボードで自分の色の駒を進めます。

■ステップE チップの購入

チップを購入して次ラウンド以降チップの構成を強化することができます。

チップには各色にコストが設定されていて

中央の本に書かれています。
数字が大きいほど強いのでコストは高くなっています。

進んだマスに書かれている数字がこのラウンドのチップ購入に使えるお金です。
なので今回は9。

そのお金を使って1ラウンドで2枚まで、チップを購入することができます。このとき同じ色のチップを2枚買うことはできません。

※お金が余っても次ラウンドに持ち越すことはできません

次のラウンドでは今までのチップと今回買ったチップを全部使います。白以外のチップが増えることでより先のマスに進むことができるようになります。

そしてここにバーストのデメリットがあります。

バーストした人はステップDとステップEの両方を実行することができません。どちらを実行するかは各プレイヤーが選びます。

■ステップF ラウンドの終了

各プレイヤーは2つのルビーを払うことで

雫トークンを1つ先に進めることができます。

ルビー2個でもう1つできることがあって、

それは薬瓶の回復です。

薬瓶は使用したときに裏返すので、ルビーを2個払うとそれを元に戻すことができます。

薬瓶は白のチップを引いた時に使うことができて、直ちにそのチップを袋に戻すことができます。

これでラウンドの処理は終了。次のラウンドに入ります。

2ラウンド目以降はラウンドの開始時に特別な処理が入ります。

得点ボード上でトップのプレイヤーとの間にあるネズミのしっぽの本数を数えます。

本数分だけ雫トークンから先のマスにネズミトークンを置きます。

このラウンドではこのネズミトークンの位置からチップを並べていきます。
これによって点差が離れてしまっても逆転の可能性が残るようになっています。

ラウンドが進んだらマーカーを1つ先に進めます。

2ラウンド目で黄色のチップが買えるようになり、3ラウンド目では紫のチップを買えるようになります。

6ラウンド目に白の1のチップが追加されます。これによって少しバーストする確率が高まります。

9ラウンド目だけ少し特殊で、チップを引くかどうかは同時に宣言をします。
全員が袋に手を入れ、チップを置きたい人はチップを握り、止めたい人は握るふりをして手を開きます。
そして、ステップEのチップの購入でチップを購入せずお金5につき1点(切り捨て)を得ます。

最後にルビー2個につき1点を得て得点計算終了。
最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

材料チップ

材料チップの紹介。

材料チップの本の下にしおりが刺さっておりこれの本数が難易度(レベル)を表しています。

レベル1の裏がレベル2、レベル3の裏がレベル4になっており全部効果が違います。
今回は最初に遊ぶときに推奨されているレベル1の効果を紹介します。

■オレンジ

効果はなし。数字も1のみでレベルもありません。
ただし、他のチップの効果に関係はしてきます。

■赤

引いたときにそれまでに緑のチップが置かれていたら先に進めて置くことができます。

赤を買うなら緑もセットで買いたいところ。

■青

書かれている数字の枚数だけ袋から引いてその中から1枚置くことができます。

事故も防げますし、青の効果で青を引くというループがかなり強力。

■黄

直前が白のチップなら袋に戻せる(黄色チップを置いた後に)効果。

白を2倍進ませることができる訳ですが、なかなか白の後に来てくれません。

■緑

最後から2つまでのチップに緑がある場合、その個数だけルビーをもらえます。

効果は地味ですが、コストは安いです。

■黒

隣と並べてある黒のチップを比べて多ければ雫トークンを進められます。

唯一他のプレイヤーと絡みのある効果。隣のプレイヤーの動向を見て買うか買わないかを決めていきましょう。

■紫

数字は1のみで、置いてある個数に合わせて得点がもらえます。

3つ出ればかなり強力ですが、買えるのは3ラウンド目以降なので揃えるまで時間がかかります。

選択ルール

実は鍋には裏面があって、選択ルールになっています。

雫トークンを動かす時に鍋の中央のトークンではなく、鍋の下の試験管のトークンを動かすことができ、動かしたときにすぐそこに書かれたものがもらえます。

戦略の幅が広がるのでゲームに慣れてきたら裏面でもやってみましょう。

感想

今までになかったデッキ構築とバーストの組み合わせが非常に面白いゲーム。

バーストするかしないかの盛り上がりもあり、自分の好みのデッキを構築していく楽しさもあって、幅広い人が楽しめるゲームだと思います。

チップの効果は毎回選べるので、遊ぶ度に「この組み合わせならこういうデッキが強そう」とか「今度はこの戦略でいこう」と考えるのが非常に面白いです。

そのためリプレイ性はかなり高くなっています。

チップの引きによってはかなり早い段階でバーストしたりするので、その運の偏りを嫌う人にはオススメできないかもしれません。

それと、ネズミトークンによる救済がありますが、トップになってもあまり嬉しくなかったりするので、そこをどう捉えるかでしょうか。

少し気になる点はありますが、バーストとデッキ構築を組み合わせた非常に面白いゲームになっているので、運要素が気にならないという人には是非プレイしてほしいゲームです。

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