法で裁けぬ悪を斬る!雰囲気バッチリの協力ゲーム「新・成敗」

今回は仕事人になって江戸にはびこる悪を成敗する協力ゲーム「新・成敗」をご紹介します。
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人数   :3~7人
重さ   : やや軽  やや重  
ルール難度: やや易  やや難  
オススメ度:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

どんなゲーム?

降りしきる雨の中、町はずれにある古い神社で、一人の少女が一心に祈りを捧げていた。
「あの神社は願いを叶えてくれる」というたわいもないうわさを信じ、藁をもつかむ思いで何度も石段を往復する。
「どうかお父ちゃんの仇をとってください」
少女は祈り続け、やがて疲労と高熱に倒れてしまった。

そんな少女を優しく抱き留めたのは、この神社に使える若い巫女であった。
「これは私からの依頼とします。あの少女の御父上の仇、見事討ち果たしてください。」
そういうと巫女は袖から四枚の小判を取り出した。

「用心棒の剣士は俺がやろう」短髪の浪人が小判を一枚とり、静かに神社を出る。
「奉行の青柳は俺がやる」若い同心が一枚とり神社を去る。
その後二人の人物が現れ同じように小判一枚とり闇に消えていった。

かくて四つの影は闇夜を走る。悪党に裁きを下す「成敗人」たちの夜が始まったのだ。
————————————–
という感じのストーリー。
(ルールに書いてあるのを少し短くしています)
こういうストーリーがあるのは嬉しいですよね。

プレイヤーはそれぞれ個性のある成敗人になります。
プレイヤー人数と同じ数の悪党がいるので、成敗人一人が悪党一人を担当しすべての悪党を倒したら勝ちという協力ゲーム。

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人数の幅もあり、時間も1時間かからないくらいと丁度いい感じ。

ルール

初めにプレイヤーが使う成敗人のキャラを決めます。
ランダムで選んでも、自分で選んでもよいです。

次にプレイヤーと同じ数だけ悪党を選び中央にならべます。
これもランダムでも選んでもよいです。

カードの右上に書いてある数字の枚数だけ状況カード(裏が黒いカード)を悪党の右に並べます。
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4人の時はこんな感じになります。

プレイヤーに支度カード(裏が白いカード)を7枚ずつ配ります。
これで準備完了です。

悪党には「閃」「撃」「命」の3つのパラメータがあり、それぞれ「すばやさ」「攻撃」「ライフ」を表します。そしてそれぞれのキャラ固有の特殊能力があります。
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たとえばこの青柳宗重。
パラメータは6、7、8と高め。特殊能力は勝利条件が変わらないというもの。

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もちろん成敗人にもパラメータがあります。

戦闘では、「閃」が高い方から「撃」の値で攻撃します。このときその値が受ける側の「命」以上なら攻撃側の勝利。「命」以上でないなら、次は「閃」の低い方が同様に攻撃。どちらも死ななければ引分です。

つまり青柳と清之進がこのまま戦うと青柳が先に攻撃し、清之進が倒されてしまいます。
さらに戦闘時には、悪党の横に置かれた状況カードの中身を適用します。
これで悪党がパワーアップしたりするので要注意です。



手番では基本的には初めに配られた支度カードを使います。
例えばこの「連絡」。
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未公開の状況カードを公開できるカード。
例えばチンピラの親分甚五郎のカードを公開すると

「番犬」が出てきました。
この時点で甚五郎の能力はすべて8です。残りのカード次第でもっと強くなるかもしれません。

状況カードを見るだけでは勝てないので、

自分の能力を上げるカードを使う必要もあります。

こうして悪党に勝つために状況を調べつつ鍛えていくわけですが、実は成敗人には10時間という制限時間があります。
カード左上の数字が時間を表しており、合計が10を超えてカードを使うことができません。
この制限が非常につらい。

さらに、カードを確認または公開した際に能力が下がったり、時間を無駄に使わされたりすることもあります。

これらにも気を付けなければなりません。

カードの効果を使う以外にも特殊能力を使ったり、成敗人共通の能力をつかったりすることもできます。
そのときはかかる時間分だけ手札のカードを裏向きにして置きます。

制限時間が来たら、自分の成敗対象を決めます。

それぞれの成敗人に成敗時の姿が描かれたカードがあるので、それを成敗対象の悪党の隣に置きます。
このカードがとにかくかっこいい。

全員が成敗対象を決定したら、順番に戦闘を行います。
全員が勝利したら勝ち。1人でも負けたら負けです。

状況カードと支度カード

先ほど紹介したもの以外にもいろいろな状況カードがあり、毎回予想外の展開が生まれます。

例えばこれ。
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悪党かと思っていたら実はいいやつで、倒したら逆に負けになってしまう。

他には真の黒幕がいたり
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抜け道があったりと様々。
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支度カードにも強力なものがあり
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能力を∞にすることが出来たりします。
これがあれば抜け道も恐くありません。

悪党と成敗人たち

悪党と成敗人はそれぞれ12人ずついます。
その中から少しご紹介。

まずは悪党から。
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最強の悪党である代官の「野上典膳」。
初期能力が高く、状況カードの枚数も多い。そして何よりその特殊能力。
時間を8までに抑えないといけないのがかなりきつい。
ルールブックにも慣れるまでは入れない方がよいと書かれる程。

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用心棒「乾八郎」。
死んでも攻撃してくる厄介なやつ。能力も高い。
せめてもの救いはカードが3枚というところ。

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悪徳坊主「法海」。
特殊能力はないが、撃と命がともに10と高い。こちらもパワーファイターをぶつけたいところ。

他にも成敗人の性別によって能力が変わったり、殺すと逆に失敗になったりといろんな悪党がいます。

次に成敗人。
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最速のくノ一「凜」
優秀な閃と撃、特殊能力を持つ。
命は低いため攻撃されないよう注意したい。

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浮浪の剣士「夜叉丸」
初期能力は高いが特殊能力はない。
特殊能力に気を配る必要がないので使いやすい。

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老いぼれ発明家「源斎」
初期能力は低いがドーピングによって恐るべき撃と命を手に入れることが出来る。一癖あるキャラ。
決め台詞は「エレキテルばんざい」

悪党、成敗人全てに設定があるので、それを読んでからプレイするとより面白いと思います。

感想

なんといっても世界観とストーリー、そして魅力的なキャラクターたち。
私のような必殺仕事人の世界観が好きな人は必携のゲームです。

キャラクターと状況カードの種類がけっこうあるので、毎回違う展開になるのもよいところ。
ルールも複雑ではなく運の要素が強めなので、誰でも楽しめる作品になっていると思います。

協力ゲームと言えば1人がしきってすべてをやってしまう「奉行問題」がありますが、
このゲームでは「手札や自分だけが見た状況カードを具体的には言ってはいけない」という制限があるので、それが起こりにくくなっています。
ただ、その境界が難しいので、ルールにある通り自分たちで決まりを作るのが良いかと思います。

難易度は少し高めですが、その分成敗できた時の喜びは格別です。
是非皆さんも成敗人になって、法で裁かれぬ悪党に「Say Bye」してみてはいかがでしょうか。

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