見方を出し抜いて脱出するのは誰か!正体隠匿系逃走ゲーム「ワルモノ2」

今回はシナリオによって毎回違うドラマチックな脱出劇を生むボードゲーム「ワルモノ2」をご紹介します。
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人数   :3~4人
重さ   : やや軽  やや重  
ルール難度: やや易  やや難  
オススメ度:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ☆

どんなゲーム?

とあるマフィアの組織で事件が起きた。
組織が隠しもっていた多額の裏金が盗まれたのである。

盗んだのはあなたを含む4人のマフィアのメンバー。4人は海外へ逃亡を図ったいたが、4人とも裏金を独り占めするつもりだった。
しかも、4人のなかに警察の潜入捜査官がいるかもしれないという情報も入った。

さぁ、あなたは無事大金をもって国外逃亡できるだろうか。

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という感じのストーリー(だったはず)。

ゲームの基本的なシステムはすごろくで、
本物のお金を奪い合いながらゴールを目指します。
あと少し正体隠匿要素があります。

で、いつもの
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人数は3人か4人。3人でも面白いが、オススメは4人。
時間は20分と短いので気軽にプレイできるのがよいところ。

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そしてこれがボードの全景。
全体的に暗い感じで雰囲気が出ています。

ルール

勝利条件は、1つだけある本物のお金をもって国外に逃げること。

1つだけが本当のお金であとは偽金(コンテンツカードと呼びます)。
ゲームの初めにシャッフルして配ります。

で、どうやって逃げるかというと、基本はすごろくです。
手番で出来ることは
・サイコロを振る
・自分のコンテンツカードを見る
のどちらか。
つまり好きなタイミングでカードを見ることはできないようになっています。


サイコロを振ったら出た目の数だけ進みます。
途中で折り返したり止まったりはできません。

目的は国外に逃げることなので、すぐに空港(ゴール)に行きたいところですが、パスポートがなければチケットも買えないので

まずは、偽造屋(ボードの中央下)のところに行ってパスポートをもらいます。

パスポートをもらったらチケットを手に入れに手配師のところ(ボード右上)に行きます。

ここでチケットをもらいます。
このとき飛行機か船のチケットどちらかをもらいます。
両方もらうことは出来ません。
(あとで交換することは出来ます)

空港はボードの右に

港は左にあります。

それぞれゲートを通るためにはチケットが必要。
チケットを使ってゲートを通り本物のお金を持っていれば勝利です。

すり替え

肝心の本物のお金を手にする方法ですが、

移動中に他の誰かを横切るとその人のコンテンツカードと自分のカードを「すり替え」ることが出来ます。
(移動前か移動後に同じマスにいるプレイヤーでも出来ます)
画像では赤プレイヤーがスタート地点から移動して白を横切ったので、白プレイヤーと「すり替え」を行うことが出来ます。

※「すり替え」では必ずしも交換しないといけない訳ではありません。
すり替えを行うプレイヤーはすり替えるカード2枚を机の下に持っていき、どちらか好きな方を相手に返します。
なのですり替えした側は交換したか分かりますが、された側は分かりません。

すり替えられたカードはすぐに確認したいですが、確認するとサイコロが振れないので、そこが悩ましいところ。
また、「相手がし返すことを想定してあえて交換しない」ということも出来たりするので、読み合いが非常に熱いです。

暗黒街

ボードの中央上に暗黒街があります。
暗黒街に入るとちょっとした手助けになる暗黒街カードを引くことができます。
引いたカードはすぐ公開し書かれている処理を実行します。

例えば情報屋。

他人のコンテンツカードを見ることができます。

他にもすり替えかできたり、カードを回したりするカードもあります。

あとこんなカードも。

誰かを留置所にぶちこむことができます。


留置所に入ると、手番でサイコロを振って1~4が出ないと進めません。
終盤で留置所に入れられるとかなりきついです。

何したらよいか分からないときに、とりあえず暗黒街に行っておけばよい感があるので、
だいたい1ゲームに1人くらい暗黒街の住人になる人が出てきます。それもまた面白いところ。

潜入捜査官

このゲームの勝利条件は国外逃亡をすることですが、実はそうでないプレイヤーもいます。
それが潜入捜査官です。
この潜入捜査官がまた新たなドラマを生みます。


ゲーム開始時にキャスティングカードというものを配ります。
キャスティングカードは6枚あり、1枚だけが潜入捜査官。みんなに1枚ずつ配るので潜入捜査官はいない可能性もあります。

潜入捜査官の勝利条件は本物のお金を持っている人を逮捕すること。
逮捕はすり替えと同じ条件のプレイヤーに対して行うことができます。

潜入捜査官がいるかもしれないので、本物のお金を持っていても安心出来ず、
「あいつ本物のお金を渡してきたから捜査官かもしれない」みたいな疑念が生まれる訳です。

シナリオ

最後に。
ゲームの開始時にシナリオを1つ選択します。

例えばこのビギナーズラック。

一巡したらマーカーを進めていき、そこに書いてあるイベントが発生します。
このシナリオは初心者向けのシナリオで、コンテンツカードを公開するイベントがメイン。

他には

こんなシナリオ。
イベントによって偽金についている番号で脱落者がでます。
偽金の番号も関係してくるのでよりすり替えが重要になってきます。

そのほかにもチーム戦でたたかったり、空港や港が封鎖されたりといろいろ。
シナリオを変えることでまた違った展開を楽しめるので、「次は別のシナリオでやろう」と何度もプレイしたくなります。

感想

短い時間でしっかりとした読みあいができるゲームになっています。
時間の短さとシナリオ、潜入捜査官があることによってリプレイ性も非常に高く、運の要素が強めなので、ボードゲーム未経験者にもオススメできる作品になっています。

加えてコンポーネントが非常にしっかりとしているので(ボードやカードの厚みとかデザインとか)、雰囲気を損なわないところがとてもよい。

あえて難点を言うなら、すり替えが少し面倒なのと少し運の要素が大きい点でしょうか。
カードの中身を見ずにゴールしたり、当てずっぽうで逮捕してもそれなりの確率で勝てるので、もう少しルールでそうならないような工夫があるといいかなと。(なので3人より4人がおすすめです)



短い時間でしっかりとした”ボード”ゲームがしたい、騙し合いや読み合いがしたいという人にはオススメのゲームです。
是非皆さんもドラマチックな逃走劇を体感してみてはいかがでしょうか。

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